ここに来てGXPA16 GRヤリスのECUチューンと
ZC33S スイフトスポーツのECUチューンの申込が殺到しています。
1日に
数台の
書き換えを行う事も多く、今日の午前中にもZC33SのECUチューンを1台施工してます。
明日はGXPA16 GRヤリスのECU書き換えを2台、施工する予定です。
有難い事に、通販に比べ、圧倒的に現車への施工申し込みが多く
皆さんおっしゃるのが
「施工後の帰り道が楽しみで、ちょっと遠いのですが来店させて頂きました!」
との事。
実車施工させて頂ければ
しっかりと
試運転もさせて頂き、必要であれば今後の対策箇所もアドバイス出来ます。
例えば
このエンジンルームに装着されていた某社のストレートサクションキット。
見た目的には、ピカピカしたアルミパイプで、見栄えも良いのですが
エンジンルーム内の熱をアルミパイプ自体が蓄熱してしまいます。
走行中は空気も流れるので
エアフロ通過吸気温度も圧力センサーと同じ位置に着く吸気温度も40度台をなんとかキープしますが
停車して数秒後
吸気温度1は53度へ上がり始め、1分も経たないうちに
63度へ・・・。
信号待ちで数分間止まっていたら、凄い温度になるんでしょうね。
そして、その吸気温度から算出された点火時期は、とんでもなくリタードされていて
出足、遅っそ~って感じになります。
ジムカーナーやラリーの様に、ヨーイドンで始まる競技でも影響大でしょうね。
純正サクションパイプが何故ゴムホースやシリコンを採用するのか?
最近ではインマニでさえプラスチック製ですが、コストダウンだけの理由ではありません。
蓄熱性が低い、高い。そしてその影響が出やすい、出難い。
色んな事が考えられて設計されています。
(そうじゃない、大人の事情と言う部分も多々ありますが・・・。)
夏場での使用を考えると、この吸気温度の上昇をどう抑えるか・・・
オーナーにはアドバイスさせて頂きました。
もう一点は
このプラグの絶縁体部分に着いた緑錆の様な物体・・・。
以前LA400Kのコペンを扱った際も、これと同じ現象が起きていて
純正ダイレクトイグニッション(左)には何も付着していないのに
某社ダイレクトイグニッションのプラグ挿入部分には同じ様な緑の物体が付着してました。
今回ZC33Sに装着されていたダイレクトイグニッションもコペンのそれと同じメーカーでした。
サラっと調べて見ると、コロナ放電の影響を受けやすい材質と受けにくい材質が有り
ちゃんとした物を使うと、こうはならないとの事でした。
実際にこう言う状況になると、アクセルON時の加速感が悪く
高回転高負荷時のパワーもイマイチです。
社外ダイレクトイグニッションは、正直言って
まともな製品を送り出しているメーカーの方が少ないと思います。
当店ではOKDとIPの物、あとはAUDIコイル流用等しますがそれは純正品ですからね。
社外品であれば、どれでも純正品以上の性能を発揮する、なんて時代は20年前に終わりました!
良し悪しを見極める目が必要な時代ですね。