2021年末の回顧録 その③ ZC31S スイスポのE/G OH

昨日はブロックの組み上げまででしたね。

 

今日は

ヘッドの組み上げ編です。

 

今回、大げさなヘッドチューンは施工していませんが

バルブガイドの入れ替えに伴いバルブのシートカット処理などを施しました。

その為、バルブ位置が若干上方に上がってしまい

一番薄い

シムを使ってもカムクリアランスが狭くなってしまいました。

無い物は造るしかありません。

専用の研磨機を使って、チーフメカニックが珠玉の技で削り出します。

その間に

バルブの擦り合わせを行いますが

これもまた根気と技のいる作業です。

光明丹を塗って、当たりを見ながら

パコパコパコっと、ひたすらバルブを打ち回します。

ひたすらに16本の擦り合わせを行いますが、これがVR38だと24本・・・。

まだ今回のM16Aは優しい方ですね。

 

ブロックにヘッドガスケットを載せ

ヘッドボルトを

規定トルクで締めあげると

ブロックとヘッドの締結完了です!

 

カムクリアランス調整用のシムがまだ削り上がらないので

作業をすこし車体側に移行し、まずはオイルクーラーを交換します。

DRL製のコアを採用したTMスクエア製のオイルクーラーキットに交換しましたが

残念ながらレイルの補強バーとガチ当たりするので

純正ホースメントに戻す必要がありました。

 

続いては

足回りのメンテナンスですが、続きはまた来年へ!

 

今年1年、このブログを読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました。

細かくチェックはしてませんが、多分、今年は1日も欠かさずに書き続けたと思います。

(サーバー側のトラブルでブログアップが遅れたのが2.3回あったかな。)

毎日のブログ記事の中に、皆さんの心に響く 何か があったのであれば、それで満足です。

 

来年もビークルフィールドをよろしくお願い致します。