GSE21 レクサスIS350 ECUセッティング&パワーゲート対応

ドンっ

めちゃくちゃカッコ良いレクサス。

パッと見、GS?って思ったのは自分だけではないはず。

エイムゲインのエアロを纏った、GSE21のIS350なんです。

 

今回はこのGSE21にパワーゲートでECUチューン出来ないか?と言うお問い合わせがあり

まずはECUデーターのID確認

・・・残念 Not Foundが出てしまいました。

35342100と言うROM-IDの様ですが、あまり見た事のない数字ですね。

 

しょうがないので

ECUを

外して

ECU基盤から直接データーを読み取るのですが

ん?ECU基盤がIS350の一般的な品番では無くGRS系のGSと同じ品番です・・・。

なのでIS350用の読み取りプロトコルで進めるとエラーが出てしまい

GS350用のプロトコルを使う事でなんとかデーターRead出来ました。

この辺りの違いがパワーゲートでNot Foundとなった理由なのかも知れません。

 

読み込んだデーターをエンコードして

パワーゲートで読み可能なコードにしてあげると

Reading Completedとなります。

 

ここまで来てようやくセッティングの下準備が出来たので

車両をダイナパックに載せますが、車高が低いので養生でフロントはラダーに載せてます。

ダイナパックを装着すると車体が前のめりになる事が多いので

その際にリップを擦らないようにする為の養生です。

 

ECUノーマルの状態でまずはパワーチェックを行い

グラフが何本か重なり出力が安定した所を基準とします。

パワーゲートを使ってECUを書き換えながらセッティングし

まずは一般的な変更項目を調整した、いわゆる車種別データーになる物をテスト。

330ps弱 トルク39.5k弱なのでノーマル時から15.5ps トルクにして2kほどのアップデートです。

 

今回は現車セッティングを希望されたので、ここからもうひと踏ん張りして

341ps トルク41.6までアップデート!

ECUノーマル時と比較して28ps トルクで4.2kアップです。

 

ただ2500rpm付近のグラフの差はECUチューンの差では無く

アクセルの踏み方による差異です。

3000rpm以下でガバっとアクセルを踏むと

キックダウンしてしまってパワーが測れないので

パワーダウンしないようにビビりながらアクセル踏むのですが

その踏み加減を毎回同じにする事が出来ないんですよね~。

それが差になって現れます。

V型エンジンらしい咆哮が様になってますね。

リアからもう1本

最後はダイナパックの負荷を最小まで落として

スピードリミッターが切れているかの確認。

OKですね。

 

納車まですこし時間があるので

保管専用ガレージに入れてオーナーが迎えに来るその時を待ちます。

 

今までGSE21 レクサスIS350のECUセッティング自体は数車行っていた物の

SARDのCUVUがほとんどでした。

今回の作業でパワーゲートを使ったセッティングが可能な事が分かったので

今後のセッティングの選択肢に加えて行きたいと思います。