R35 GT-R MY2014完成 MY2008はミッショントラブル対策!

車検を受けるだけの状態にまで進んでいた

R35 GT-R MY2014モデル。

 

無事、車検には一発合格したので

公道にて最終チェック。

 

エンジンには鍛造ピストンを入れた訳でもないですし

コンロッドを強化品もしくは軽量品にした訳でもない至って普通のオーバーホール。

これと言った社外品と言えばコンロッドメタルとメインメタル

そしてスラストメタルを替えただけですが、これがすこぶる効きます!

 

最大パワーに現れる部分ではありませんが、アクセルを少しだけ踏んだ時の滑らかな加速感や

アクセルを離した際の転がり感、そしてブーストが掛かり始めるまでの良い意味でのヌルヌル感

すべてが最高です。

 

GCGの新作タービンもコンプレッサーとタービンブレードのバランスが絶妙で

フルブーストに至るまでのプロセスが最高ですね。

 

シルビアとかでタービン交換車ばかりに乗っていて、ふとノーマルタービン車両にのると

「SRってこんなに下があったのか!?」

ってなると思いますが、その感覚に近い物があります。

もともと低速トルクは悪くないVR38ですが、アクセルを踏み込んだ瞬間から

ブーストがスーっつ掛かり始めて、上までキレイに回って行きます。

 

画像の様に6速1500rpmで一般道を巡航している時、ニヤニヤ 笑いが止まりません。

 

ただ、この感覚はパワーチェックのグラフには現れませんし

言葉で表現してもなかなか伝わりません。

施工したオーナーだけが体感できる至高の瞬間でしょうね。

 

納車したオーナーからも連絡を頂き

「普通に走っている時が、一番違いが分かるね。

 とにかく全部がスーって動きます!」

との事。

自分も乗ったからこそわかる、この言葉の意味

 

とにかく全部がスーって動くんです。

 

R35も距離が進んできた車両も多いと思うので

VR38DETTのオーバーホールとこのGCGのタービンの組み合わせ

是非、選択肢に加えて見て下さい。

 

 

ミッショントラブルを抱えたMY2008から降ろされた

MY2008モデルのミッションは、ソレノイド周りの点検と

アッパー部分の点検をしています。

まずはクラッチのクリアランスが大きすぎる事が判明しましたが

クラッチシールそのものは破損していませんでした。

 

油圧ユニットにある

コレと、ソレノイドユニットにある

コレ。多分NGです。

あとは定番の

ココ。

懸念箇所をすべて潰しながらセットアップして行きます。

 

画像を日産にディーラーに見せて

「同じもの下さい」

って言ってもダメですよ。

そんなものありません!って言われるだけです。

 

オーナーから修理の承諾を頂けたので

各部品の交換とクラッチクリアランス調整を施工して行きます。