ダイナパックセッティング イギリス車BAC-MONOからEXIGE 380CUPへ!

ダイナパックには今

イギリスのBAC社製MONOが載せられています。

3500rpm付近で空燃比の大幅な乱れが発生しグワングワンします。

ECUの燃料マップ的にはそこまで問題がなさそうなので

カウルトップを

外して

燃圧を測定。

このクルマは変圧レギュレーターは付いておらず燃圧固定タイプの様です。

燃圧が大きくドロップする事は無かったので、空燃比の乱れは別の所が原因です。

トラブルシュートって言うと響きはカッコ良いかも知れませんが

懸念箇所を1個ずつ潰していくと言う地味な作業の繰り返しの上に成り立ちます。

 

ECUのログを細かく見て行くと、回転信号が途中でわずかにジャンピングする箇所があり

そんな時はトリガー関連にトラブルを抱えている事が多いです。

 

カウルを外しているのでクランクトリガーセンサーをのぞき込むと・・・。

 

トリガープレート剥き出しなんですね。

 

対策を施した所

良い感じに回る様になりました。

 

ECUのセッティングも行い

トルクで1.1k パワーで14.3psのアップデートでした。

前回セッティングしたMONOとは仕様の事なるモデルなので

そもそもの入庫時のパワーが異なっていたのですが

レーシングカーでもECUセッティングの余地は残されているんですね。

フォーミュラーカーに保安基準適合部品を最低限装着しただけと言う

完全に振り切ったスポーツカーのMONO。

こう言う、本物のスポーツカーのECUセッティングに携われる事、恐悦至極に存じます。

 

MONOのセッティングが終わったので

今度はLOTUS EXIGE 380CUPのセッティングに移行します。

 

こちらも380CUPと言う限定希少車ですが、初めてではなく2台目です。

パワーゲートによるデーターの読み込みは終わっているのですが

エンジンルームを見るとエアフロ移設タイプのサクションパイプが・・・。

 

まずは入庫状態でのパワーチェック&空燃比チェックが必要ですね。