とある日の一コマ・・・。

いつも入って来る配達のトラックとは雰囲気の違う車両が入って来て

徐にパワーゲートを使って

荷物を降ろし始めました。

かなりの大きさと重さの様で

降ろした後の移動もこんな感じ。

 

年始に頼んでいた

スタッフのSNAP-ON製ツールボックスが到着です!

 

うちの店では基本的な道具として共有ツールがありますが

それ以外のツールはすべて自前で用意してもらいます。

 

なのでこのツールボックスもスタッフが実費で購入した物です。

今までの経験上、会社が用意した工具って粗雑に扱われ

いつの間にか無くなり・・・。

 

まあ、今までのスタッフが粗雑だったのかも知れませんが

どれだけ買い足してもすぐに壊されたり紛失するので

「道具は自分で買え」

これが当店でのルールになりました。

 

そうすれば壊しても、無くしても自己責任

お客さんに貸すにしても、自己判断。

壊されたくなければ貸さなければ良い訳で・・・。

 

しかし

このツールボックスの色、良いですね。

限定色なんですが、すでにSNAP-ONツールボックスを持っているスタッフもガン見してます。

 

ツールボックスって、別に高級品じゃ無くても困る事は無いと思うんです。

なんなら格安工具店で1万円ぐらい売ってる物でも、工具箱としての機能は果たします。

 

じゃあ、なぜ一部のメカニックは時にクルマよりも高いお金を払って

高級工具箱を買うのか・・・。

 

他の人間の心が読める訳ではありませんが

高級な工具箱ってメカニックとしての覚悟の表れなんだと思うんです。

 

自分はこの先もメカニックとして働いて行くんだ!

メカニックと言う仕事が好きなんだ!!

その思いが工具箱に現れるのではないか?と思ってます。

 

必要に駆られて購入する工具と、無くても特には困らない高級工具箱。

同じツールでも、その存在意義ってまるで異なると思うんですよね。

 

今回、このツールボックスを購入したのは、このブログに登場したスタッフです。

 

意を決して購入したツールボックスが到着した時に

先輩メカニックを含めた、その場に居たすべてのスタッフが

「お~、やったな~、良い箱買ったな~。」

と言って、その購入を自分の事の様に喜ぶ。

ここ数年で当店のスタッフ間の環境は飛躍的に良くなってますね。

 

しばらく前に自分が工具箱を買い替えた時はチーフメカニックしか反応してくれませんでしたし

なんなら

「会社の利益が出ていない時になんで工具箱なんて買うんですか?」

って若手に言われて

「あ~、これ会社の金じゃなくて、俺のポケットマネーで買ったんだけど。」

と言うやり取りがありました。

 

んで、その若手が辞めてからずっと黒字決算って言う現実。笑

 

これからもスタッフの工具箱がレベルアップして行く度に

「お~、頑張ってんな~!良いな~その箱!!」

って言いあえるようなメカニックたちと、この先も仕事を続けて行きたいと思った

とある日の一コマでした。