昨日のブログで取り上げた86と同時期から作業に入ったGC8 インプレッサのエンジンOHですが
EJ20Kエンジンがバラバラにされて各部の測定を行っています。
GC8を3台、GDB1台に乗っていた自分としては
このVer4は非常に印象的な車種で、搭載されていたEJ20Kエンジンにも思い入れがあります。
GC8もSTI-VER5からはエンジンがEJ207になりAVCSこそ付いていませんが
そこそこの耐久性を手に入れたモデルでした。
っが、このEJ20Kまではガラスのミッション程ではないにしても
強化プラスチック製?ぐらいの強度しか無く
ピストンの棚落ちやヘッドの歪みから来るヘッドガスケット抜けは日常茶飯事でした。
プライベーターとして最初に買ったGC8がこのSTI-VER4で
エンジンブローとミッションブローを経験しましたね。
知識もなく剥き出しのエアクリーナー装着して、ブーストアップして
「速え~!!!!」
って言ってたら白煙吹いてました。笑
タービンブローだと思って交換しても症状治らず・・・
そのまま乗ってたら、いつの間にか水温計が振り切れるようになって・・・。
今考えればすべて辻褄の合う症状ですが
プライベーターの当時の自分にはトラブルシュートすら出来ませんでしたね。
まあ、そう言う時があったからこその今があると信じてます。
話しが逸れましたが、そんな過去を思い出しながら
ブロックのジャーナル部分や
メタルを確認。
あっ
ここは
逝きかけてますね~。
クランクも少々怪しめな感じです。
ピストン側は
20万キロ走った割には、まあ納得の感じで
シリンダー側も当たりの強かった部分はありますが、クロスハッチはきれいに残ってます。
20万キロ乗った結果がこの程度であれば、オーナーがいかに大事に乗っていたかが容易に想像できます。
ヘッド側の分解も終わり
すべてのエンジン部品が分解できたので
再使用出来るものとNGな部品を寄り分けて、必要パーツの発注を行っていきます。