先日のブログで、破損した触媒の詰まりが原因で大幅なパワーダウンをしていた
ZZW30 MR-Sの排気系を交換して見ました。
原因さえわかってしまえば、こんな事か~と言う結果ですが
ここまで来るのに様々なノウハウと検証が必要です。
オーナーは1年近くもディーラーや一般整備工場にて原因が特定出来なかった様ですが
やっとこれで気持ちよく乗れますね!
社外品は納期が掛かるのと寿命が短いので、今回は純正新品を奢りました!
ちなみにMR-Sはエキマニ一体型で1次触媒があり
1番2番気筒用で1個、3番4番気筒用で1個
合計2個の触媒がエキマニ後端に埋め込まれています。
その後合流して2次触媒がセンターパイプ内に埋め込まれる構造ですので
合計3個の触媒があるのですが、今回は
このエキマニ内2個の触媒の内、1番2番気筒用の1個が粉砕し
2次触媒上流側に詰まっていると予想出来るのですが、どれくらいの量なのか
残っていた3番4番気筒用触媒を粉砕し
量を見てみると、ゾッとする様な体積でした。
これらが粉末となって2次触媒上流に堆積しているとなれば・・・。
そりゃ排気抵抗MAXですね。
詰まりの無い排気系でのパワーチェックを再度行い
REVリミットまでキッチリ回る事を確認!
入庫時と比べて見ると、その差歴然の結果です。
驚くべきなのは、フロントパイプを装着せずにパワーチェック
した時の低速トルク、最大パワー、共に上回っている事です。
排気抵抗なんて無ければ無い方が良いのかな?と思っていましたが
きちんとした物をエンドまで装着する事でパワーも低速トルクも確保されると言う事例ですね。
時代は令和です。
昭和初期を彷彿させる直管マフラーはイベントオンリーにして頂き
今後はより一層、直管迷惑マフラー締め出しに力を注ぎたいと思います。(笑)