LOTUS EXIGE SPORT350 S/Cブーストアップにて大幅パワーアップ!

先日のブログで、少しだけ触れたロータス エキシージの350スポーツですが

東京の品川ナンバーは名変中と言うわけでもなく、実際東京在住のオーナーからの依頼でした。

 

ロータスディーラーにて購入するにあたって、試乗をしたもののどうも遅い・・・。

折角のロータスなのでしっかりと馬力を出した上で乗りたい。と言うオーダーでした。

そこでECUチューンだけでなく、スーパーチャージャーのブーストアップもお勧めさせて頂きました。

 

登録が終わり納車された直後に当店に入庫して頂きましたが

ご指摘の通り、どうも遅い・・・。

失礼ですが、かなり遅い。

いや、ノーマルの350ってこんなもんだったっけ?

最近乗ってたのが460psオーバーの430CUPだから感覚が麻痺してる??

 

ダイナパックに載せてからではプーリー交換が出来ないので、ひとまず

もともと装着されている、結構大き目なプーリーを

小径にした上で

ダイナパックに載せてECUセッティングを開始!

 

・・・

ブーストアップしてあるにも関わらず336psしか出ていません。

ECUをセッティングして行くと353psまでは上がりましたが

何かがおかしい・・・。

ブーストアップして無かったら、多分300psあるか無いかだったと思います。

感覚、麻痺して無かった・・・。

 

エンジンルームを見て行くと

何となーく、変な事したような跡がチラホラ。

各部を点検すると

コレなんかおかしくない!?って言う物を発見。

 

対策すると

ECUデーター、ノーマルのままで385psまで向上!

 

空燃比で比較すると、このパーツの不具合で

ここまで違います。

対策前は高回転でAFR9.8まで濃くなるという、言って見れば故障ですね。

 

故障修理した上で

現車セッティングを進めます。

 

今回は色々とありそうなので、現車合わせセッティング中はパワーゲートを使わずに

PCから直接データーを書き換えて行きます。

420PSをコンスタントに超えるようになった段階で方向性を決定。

マフラーの抜けがすこし悪い様で、MAXパワーは狙わずにトルクアップを心がけて

MAX422ps トルクは51.2kまでアップデート!

LowPowerデーターも作製してMAX422ps LowPower時は409psと高回転のマージン調整。

故障時と比べると86psほどパワーアップしました。

トルクも5k以上の向上です。

 

作製したデーターは

パワーゲートに移行して

LowPowerとMAX Powerがご自分で書き換え選択出来る様にしました。

 

ダイナパックから降ろして実走行で各部確認しましたが

そりゃもう、比較にならないほど速くなりました!

 

排気系をもう少し抜けの良い物に交換すれば

ブーストアップ仕様のアベレージ460psオーバーに到達すると思います。

 

V6エキシージにお乗りの皆さん、なんか遅く無いですか?

パワー測って見ましたか?

故障、してませんか?

 

知れば知るほどロータスって・・・となりますが

そう言うの全部ひっくるめてロータスに乗るってのがカッコ良いですよね。

 

自分のEVORAも

今年の夏、エアコンが効いたり効かなかったり

送風が出たり、出なかったり・・・笑

ここで笑っていられないと、ロータスなんかには乗れません。