恐らく国内初であろう
VABのEJ20にGCGのG30タービンをセットアップする作業ですが
先日のブログではタービンのレイアウトが決まった所までを紹介しました。
っで、大変なのがここにどうやってウェストゲートを配置、配管するか・・・ですっ!
色々試行錯誤して、仮設置してはヤメて・・・を繰り返しながら
ここがベストと言うか、ここしか無い!と言うのがこの位置です。
サポートパイプからの取り出しも
スマートな角度でバイパスさせて
ゲートでバイパスさせる際に邪魔にならない様に気を付けています。
後は車検に対応させるため、戻り配管をどう処理するか・・・
HKSのメタルキャタライザー前に戻すには
もう、ココしか無いです。笑
ひとまずは仮付けで位置決めして
二人掛かりで
本溶接してました。
競技専用車ならこんな所に手間暇かけなくても良いのでしょうが
ナンバー付けて普通に陸運局での車検をパスするには、色んな条件をクリアしないといけません。
更に
クラッチ交換の際、ミッションを降ろすのですが
ウェストゲート配管とのクリアランスを考えて造る事で
タービンをバラさないとミッションが降りない!なんてことを防いでいます。
ワンオフで排気系を造るってのは、言う程簡単じゃないんです。
電話での問い合わせで、稀に
「サイレンサーをぶった切って、ストレート配管溶接して欲しいんですけど~
2万ぐらいでできるっすか~」
って、聞かれますが、何も言わずに電話切りたくなります。
値段にもイラっとしますが、サイレンサーぶった切ったら違法改造車です。
こういう奴らに限って、捕まると
「〇〇って言う車屋が、勝手にやったんすよ~」
って言うんですよね。きっと。