昨日のブログでも少し触れましたが
LOTUS ELISE MK3がECUセッティングにて入庫しました。
Mk3でも後期型にあたる年式の様でECUのROM-IDは後期の物でした。
LOTUSのセッティングをするには色々なセンサー類を装着する必要があり
アチコチからニョキニョキ配線や配管が生えてます。笑
圧力はサージタンクから取りますが、ニップルが生えている訳ではないので
専用のアダプターを介して圧力を取り出します。
AF計やOBD診断ケーブルなども繋いで、まずはノーマル時のパワーチェックを行い
VFRオリジナルパワーゲート3と言う端末を使ってECUデーターを書き換えて行きます。
O2センサーの劣化やECU学習値により
入庫時のパワーは205ps前後と少し低めでしたが(破線のグラフ)
一般的に販売しているStep1を導入した際に225ps(グレー、水色、ピンクのグラフ)
Step2を入力した際が234ps(赤、緑、オレンジのグラフ)となりました。
今回は現車合わせセッティング希望との事だったので、ここからもうひと踏ん張りさせて
最大248ps トルク28.9kまでアップデート
ノーマル時が204.9ps トルク25.3kでしたので43ps 3.5kのパワーアップです。
出来上がったデーターはノーマルデーターと合わせて
パワーゲート3内に保管してあるので
オーナーがお好きな時にデーターチェンジが可能です。
エリーゼに関しては比較的順調にセッティング出来たのですが
エキシージ430CUPはかなり難航しています。
もともとはエリーゼの前にこの430CUPをセッティングする予定でしたが
エラーが出まくってしまい、エリーゼを先に進める運びになったほどです。
標準で装着されている
マフラーのシャッターバルブをどうやって制御しているかを
負圧や正圧で試して見て、適正な回転でオープンさせるシステム等も考えないといけないので
やる事は山積みなのですが、信頼して預けて下さったオーナーの為にも頑張ります!