先週、金曜日のブログでエンジンスタートが出来る様になった
86後期のAT改6速ミッション換装作業ですが、配線類がすべて仮付け状態だったので
キレイに埋設しながら、内装を組み付けています。
エンジンルーム側も
加工箇所を元に戻して
新設したリバースセンサーやニュートラルセンサーは
防水タイプのレーシングカプラーを使って設置しました。
リレーボックス内にも
加工が及びましたので
該当部位は純正のリレーではない事を明記して埋設。
ブレーキペダルの高さ調整やブレーキランプセンサーの感度を
調整しながら
ECUセッティングも同時に施工する事になりました。
Step2データーを基準に、どうせ走るならと
LOGをモニターしながら、現車合わせセッティングです。
当然スピードリミッターもカットして
リフト上で確認。OKですね。
トランクションコントロール関連もノーマル同様の切り替えが可能で
左側のボタン長押しで
車検時等に必要な60km/h辺りまでのトラコンOFFモード
右側のボタン長押しで
サーキット等でスポーツ走行する際の
スポーツVDCモードへ
そして二つのボタンを同時長押しで
トランクションコントロールOFF
になります。
当然ABSも普通に作動するのですが、この辺りをまともに動かすにもノウハウが必要です。
「純正で6速マニュアルミッションの設定があるんだから、載せ替え出来て当然でしょ」
って言ってた某ショップオーナーが居ましたが
「じゃあ、やって見ろっ!」
って言う話です。
完成させるまでには、ディーラーでは教えてくれない(分からない)
整備書にも載っていない、いくつもの加工箇所を経て
ようやくエンジンが掛かる様になり
そこからABSを作動させ、トランクションコントロールをまともに動かす為の設定変更。
さらには最終的にまともに走らせるためのECUデーターの擦り合わせまで行って
ようやくAT改6速マニュアルミッション載せ替えが完成します。
あっ、公認書類の作成も必須ですね!
エンジンルームも内装類もすべての組み上げが完成したので
試運転です!!
メーター内に変な警告灯が点きっぱなしになる事も無く
ごくごく普通に走れます。
これにて後期ZN6 86 プッシュスタート車両のAT改6速マニュアルミッション換装作業完了です。
86&BRZの6速載せ替えは基本的に
前期or後期
プッシュスタート有or無
で価格が変わります。
更に、現状でS/Cなどの過給機が付いているか?とか
同時にクラッチを社外品にするとか、ECUチューンまで行う?等で
総額は変わります。
が、新品の部品を使った場合、安くても130万(税別)は必要です。
以前のブログでも書きましたが
普通に考えればAT車両を売却しMT車両を買った方が安上がりです。
っが、どうしてもこの86&BRZじゃないと嫌なんです!と言う
熱い思いがあるオーナーはご相談ください。
前期であれば、それなりに中古部品も出てきているので
価格的に抑えられる余地はありますが、6速MTだけは新品を使いましょう。
〇〇オクに出ているMTは基本的にゴミです。
安く買っても結局すぐに壊れて新品を買い直すハメになりますので。